日経ビジネス 早版
タワー投資顧問は以前、REITを買っていた。
正直これは知りませんでした。
以下要約
J-REITは2001年9月のから、2003年春ごろまで、なかなか人気
を集められなかった。ファンドはおろか、機関投資家にも人気薄だった。
初のJ-REIT上場の翌日にはアメリカでの同時多発テロ、加えて、東京
の高層ビルオフィスラッシュによる供給過剰懸念、いわゆる2003年問題
といわれていて、地価下落もとまってなかった。
だが、例えば第一号上場の日本ビルファンド投資法人に清原さんは、1
年余りで「100億円か、それ以上投資したのでは」と言われている。2002
年3月に上場した日本リテールファンド投資法人が、2003年初めのに行っ
た約500億円の公募した際には「丸ごと買えそうなほどの巨額な注文」
をだしてきたのに、運営会社社長は、目をむいた。実際落札できたのは、
10分の1ほどだったが、他の機関投資家、ファンドなどが10~20億円
程度しか買いを入れない中では異常な量だった。
しかし、清原さんは運営会社社長らにこう語っている。
「株価も下がって金利も低い。となれば新たな投資先が必要になる。年金の
資金が激しくヘッジファンドに流れ込み始めているのもその一つだ。」
「値上がり益ねらいではなく、安定的に高い配当を出すリートは年金などに
は好まれるはず。」
「りーとはもともと、利益の90%以上を投資家に分配すれば、法人税が免
除される。そのうえに税制改革で、4~5年間は、配当、売却益の所得税率
が10%になる。」
「不動産会社の株に投資すると、40%の法人税を払った残りが投資家に
分配されるが、リートはその法人税がない分、有利になる。」
「保有するビルやその稼働率、利回りなどがすべて公表されるなど、投資対
象としての透明性は、株式より高いほど。注目されないわけがない。」
こう考え合わせれば、いずれ人気が出るのは明らかとみたのだという。
結果いうまでもなく、2002年秋を底に反転したリート指数は、すでに当初
の倍に上昇、清原さんの勝ちとなった。
さらに、清原さんはリートからさらに不動産ファンド会社に軸足移した。リー
トの利回りが下がり始めたと見たのと、私募ファンドを次々設定する不動産
ファンド株の人気が一段と上昇すると考えたからだ。
本誌の資産では、2002年から投資を始めたケネディクスでは、約90億、
ダヴィンチでは約50億円あげたと見られるが、リートの株価は、その後も
上昇を続け、その利益の一部を得ることを逃してしまっている。
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